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方程式 Gleichungの独和辞書
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Gleichung(方程式)の翻訳問題 2023.05.28
日本の科学文化を映す病根ーマルクス学の歪んだ”実像”
1. 方程式と等式の差異について
2. 『資本論』翻訳業界の”悪弊学問” ー誰も責任を取らない科学と無縁時代ー
3. なぜ、等式でなく「方程式」でなければならないのか?
4. 社会科学ー翻訳文化の貧困と科学思考と無縁の欠如性
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『資本論』翻訳問題
方程式Gleichungの独和辞書
→『資本論』第1章第1節
→ D.『資本論』第1章
ドイツ語 Gleichung 和訳ー方程式 について
誤訳の始まりは、Gleichung-方程式から
ー常識的な翻訳語「方程式」が、なぜ通用しない?
ー『資本論』の日本語に科学は必要ない?
ーマルクス学の”権威主義”ー臆病な翻訳家と”自発的服従”たち
Ⅰ 論点1
Gleichung グライヒュング ー常識的な翻訳語「方程式」が、なぜ通用しない?
■Gleichungー主な独和辞書・辞典 訳は全て「方程式」。
他の訳語に、平等(同等)化, 均等化 など。
■方程式ー主な「和独辞書」の 訳は全て「Gleichung」
■用例
ー 価値方程式 「Wertgleichung」(↓『資本論』本文から検索方法)
①「価値方程式」を検索 (「Ctrl+F」で価値方程式を検索)
②「Wertgleichung」(「Ctrl+F」でWertgleichung を検索)
ー 化学方程式「 chemische Gleichung 」(独和辞書より)
ー 一次方程式「 einfache Gleichung 」 (独和辞書より)
■参照辞書・辞典類―― すべて「Gleichung:方程式」
1. クラウン独和辞典 新田春夫編 三省堂1991年初版
2. 独和大辞典 国松孝二他編 小学館1985年初版
3. 大独和辞典 相良守峯編 博友社1958年初版
4. 独和辞典 小牧健夫他著 岩波書店1958年初版
5. 独英和活用大辞典 河辺実編著 廣川書店1983年初版
Ⅱ 論点2
主な『資本論』の翻訳書.
岡崎次郎訳ー1970年代から誤訳「等式」時代が始まる
■『資本論』第2版 Gleichungの戦後翻訳史ー和訳本 *方程式と等式
1. 青木書店(青木文庫)長谷部文雄訳1957年 *方程式
2. 岩波書店 向坂逸郎訳1967年 *方程式
3. 河出書房新社 長谷部文雄訳1969年 *方程式
4. 大月書店 岡崎次郎訳1973年 *等式
5. 中央公論社 鈴木鴻一郎ほか1973年 *等式
6. 新日本出版社 翻訳委員会1982年 *等式
7. 筑摩書房 今村仁司ほか2005年 *等式
8. 日経BP社 中山元訳2011年 *等式
9. 新日本出版社 日本共産党社会科学研究所訳2019年 *等式
■『資本論』初版
1. 『対訳初版資本論第1章』牧野紀之訳 鶏鳴出版1974年発行 *等式
*牧野訳に”Gleichungー等式”の解説があり、
日本語訳として、最初の貴重な歴史的”証言”
2. 大月書店 岡崎次郎訳1976年 *等式
Ⅲ 論点3 「方程式と等式の差異」
■数学用語:代数式、方程式、等式の語義
1. 代数式
【精選版日本国語大辞典】「代数式」の意味・読み・例文・類語。
〘名〙有限個の数と文字を、+ - × ÷ n√ の五種の記号によって結合して得られる式。
2. 方程式
【広辞苑】
〔数〕(英語equation)未知数を含み、その未知数に特定の数値を与えた時にだけ成立する等式。この特定の値を方程式の解といい、これを求めることを方程式を解くという。未知数の代りに未知関数を含む場合には関数方程式という。
【デジタル大辞泉-小学館】
1 未知数を含み、その未知数が特定の値をとるときだけに成立する等式。この特定の値を解または根という。
*参考資料:「等式」用語は、近現代数学史の”現代用語”です。
1.『数学用語と記号 ものがたり』片野善一郎著 裳華房 発行2003年
「まえがき」より
方程式の未知数にはx を多く使いますが、どうしてなのでしょうか.
多分,数学の先生でもわからない人が多いと思います。・・・数学用語や記号の由来 を尋ねることは文化としての数学を理解する第一歩なのです.・・・
2.【天才数学者はこう解いた、こう生きた 方程式四千年の歴史】(講談社学術文庫)
方程式ー歴史専門書 *「等式」とは別の源流を訪ねてー
3. 等式
【広辞苑】
〔数〕二つの式または数を等号を以て結びつけたもの。恒等式と方程式の別がある。
例えば、(a+b)2=a2+2ab+b2(恒等式)、3x+2=7(方程式)。
【デジタル大辞泉-小学館】 「等式」の意味・読み・例文・類語
二つの式または数を等号〔=〕で結んだもの。〔単純に「=」で表示する〕
【ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典】
「等式」の意味・わかりやすい解説 equation; equality
二つの数または式,あるいは数学的対象a,b があるとき,これらが等しいことを示すために記号=(等号という)が用いられる。すなわちa=b はa
とb が等しいということを示している。この等しいという関係には,
(1) a=a (反射律)
(2) a=b ならば b=a (対称律)
(3) a=b かつ b=c ならば a=c (推移律)
という性質がある。等式とは,数や式が等号で結ばれている数学的表現のことである。
等式には,恒等式と方程式がある。
恒等式は,(a-b)2=a2-2ab+b2 のようなもので文字に値を代入することと無関係に,式の変形規則に従って証明される等式である。
方程式は,3x-5=0 のような式で,文字がある特定の値をとるときに限って成り立つような等式である。
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■■『資本論』の主な翻訳者 <ウィキペディアより>
1. 長谷部 文雄(はせべ ふみお、1897年(明治30年)6月29日 - 1979年(昭和54年)6月13日)は、日本の経済学者。 愛媛県出身。京都帝国大学経済学部卒。同志社大学教授、立命館大学教授、龍谷大学教授、77年退職。マルクス主義経済学文献の翻訳を行い「資本論」を完訳した。〔20世紀日本人名事典
「長谷部 文雄」の解説:京大で河上肇の教えを受けマルクス主義者となった。「資本論」の翻訳に専念、・・・25年に全3巻を完訳。精確な翻訳が読者をふやし、・・・その後も訳文を改善、平易化して3種の改訳版を刊行、マルクス経済学の普及に貢献した。〕
2. 向坂 逸郎(さきさか いつろう、1897年(明治30年)2月6日 - 1985年(昭和60年)1月22日)は、日本のマルクス経済学者・社会主義思想家。九州大学教授・社会主義協会代表を歴任。〔『マルクス経済学の方法』ー労農派マルクス主義の理論的実践的指導者,左派社会党のブレーン / ブリタニカ百科事典より〕
3. 岡崎 次郎 (おかざき じろう、男性、1904年(明治37年)6月29日 - 1984年(昭和59年)?)は日本のマルクス経済学者、翻訳家。マルクスの大著『資本論』の翻訳で知られる。〔九州大学,法政大学教授を歴任.マルクス・エンゲルス全集『マルクスに凭れて60年
自嘲生涯記』に向坂逸郎との因縁が詳しいー書きかけの項目.『資本論』翻訳-初版.第2版〕
4. 鈴木 鴻一郎 (すずき こういちろう、1910年(明治43年)5月23日 - 1983年(昭和58年)4月22日)は、日本の経済学者。東京大学名誉教授、元金沢経済大学・帝京大学教授。専攻はマルクス経済学の経済理論。宇野弘蔵の後継者。彼が宇野から継承した宇野経済学は伊藤誠によって引き継がれることになる。山口県山口町出身。〔鈴木による解説ー「『資本論』とはどういう書物か」〕
5. 今村 仁司(いまむら ひとし、1942年2月26日 - 2007年5月5日)は、日本の哲学者。専門は社会思想史・社会哲学。主に1980年代以降、多数の翻訳や著作によって、フランス現代思想を中心に現代思想の諸潮流を日本に紹介した。著書に『暴力のオントロギー』(1982年)、『現代思想の系譜学』(1986年)、『社会性の哲学』(2007年)などがある。〔『資本論』翻訳 筑摩書房2005年発行〕
6. 中山 元(なかやま げん、1949年2月15日[1] - )は、日本の哲学者・翻訳家。
東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。インターネットの哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。多くの哲学書を翻訳している.〔『資本論』翻訳 日経BP発行「第6篇労働賃金」抄録〕
7. 牧野 紀之(まきの のりゆき、1939年 - )は、日本の哲学者・ドイツ語学者。
1939年、東京都生まれ。1963年、東京大学文学部哲学科を卒業。旧・東京都立大学大学院へ進み、1970年に卒業。東京都立大学での指導教官は寺沢恒信であった。同期に許萬元がいる。60年安保闘争の中で直面した問題と取り組み、ヘーゲル哲学を介して考える中で、生活を哲学する方法を模索した。(ウィキペディア:この記事には複数の問題があります。項目・書きかけ)〔牧野『対訳初版資本論第1章』ー参照〕
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方程式Gleichungの独和辞書2022.12.20
hm001-08
資本論ワールド 編集部
Ⅱ 論点2-1
主な『資本論』の翻訳書.
岡崎訳ー1970年代から誤訳「等式」時代が始まる
■『資本論』の翻訳「Gleichung」の主な特徴
1. 『資本論』初版,第二版の翻訳(上記翻訳本)で、「Gleichung」に関して注記しているのは、牧野紀之訳だけである。なお、随所に細かい独自の注記を行なっている「新日本出版社・日本共産党出版」でも、「等式」と翻訳し、「Gleichung」に、注記がなされていない。
2. 『対訳初版資本論第1章』 牧野紀之訳 鶏鳴出版発行1974年
〔牧野紀之訳(牧野1)p.9ー11〕
「交換価値は、さしあたっては、量的な関係 quantitative Verhältnis 〔注1〕として、すなわち、ある種の使用価値が他の種の使用価値と交換される割合 Proportion 〔注2〕として、時間と場所によって始終変化しているある比率 Verhältnis として現われている。したがって、交換価値というものは、なにか偶然的で純粋に相対的なものであるかのように見えるし、かくして、商品の中にあり、商品に内在している交換価値(内在価値)などというものは、まったくの形容矛盾に見えるのである。事態をもう少しくわしく考察してみよう。」
〔注1〕量的な関係 quantitative Verhältnis:ヘーゲル『大論理学』では、「量的比例」と翻訳されている。(『大論理学』岩波書店(上-+2)p.2)
〔注2〕割合 Proportion:独和辞典では、①割合のほかに、比率、釣り合い、均衡 ②〖数〗比例〖ラテン語〗とあり、数学用語としては「比例」となる。
〔(牧野2)〕
「ある1個の商品、例えば1クォーターの小麦は、他のいろいろな商品と実にさまざまな割合で交換されている。それにもかかわらず、その小麦の交換価値は、それがx量の靴墨も表現されようと、y量の生糸に表現されようと、またx量の金に表現されようと、不変のままにとどまっているのである。かくしてその[小麦の]交換価値は、その交換価値を表現するこれらのさまざまな様式から区別されうるものであるにちがいない。」
〔(牧野3)改行と文頭〇数字は編集部による〕
「① さらに、小麦と鉄という2つの商品をとりあげてみよう。
② 両商品の交換比率がどうであろうと、その比率はつねに、ある与えられた量の小麦 がなんらかの量の鉄に等しいという等式(15)Gleichung で表わすことができる。
③ たとえば、1クォーターの小麦=a トンの鉄といった具合である。
④ この等式Gleichung は何を意味しているか。
⑤ それは、同一の価値が2つの異なった物のなかに、つまり1クォーターの小麦のなか と同様に a トンの鉄のなかにも実在しているということ、これである。」
〔注3〕等式 Gleichung :ドイツ語「Gleichung」に対して、牧野訳者は本文の注記を以下のように行なっている。
「 注(15)「Gleichung は方程式であり、Gleichheit が等式であるが、ここに出ている式は方程式ではなく、等式だから、等式と訳した。(p.169)」
牧野によれば、『資本論』の「ここに出ている式」(p.11)では、
「さらに、小麦と鉄という2つの商品をとりあげてみよう。両商品の交換比率がどうであろうと、その比率はつねに、ある与えられた量の小麦がなんらかの量の鉄に等しい、という等式(15)で表わすことができる。たとえば、1クォーターの小麦=a トンの鉄といった具合である。この等式は何を意味しているか。」とあり、「1クォーターの小麦=a トンの鉄」を「等式」と解釈すべきである、と断定している。
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参考資料ー『資本論』の当該ドイツ語原本
(牧野3のドイツ語原本ー文頭〇数字と下線は資本論ワールド編集部による)
「①Nehmen wir ferner zwei Waaren, z. B. Weizen und Eisen.
② Welches immer ihr Austauschverhältniss, es ist stets darstellbar in
einer Gleichung,worin ein
gegebenes Quantum Weizen irgend einem Quantum Eisen gleich-gesetzt wird,
③z. B. 1 Quarter Weizen = a Ztr. Eisen.
④Was besagt diese Gleichung?
⑤Dass derselbe Werth in zwei verschiednen Dingen, in 1 Qrtr. Weizen und
ebenfalls in a Ztr. Eisen existirt.」 〔D.『資本論』初版01〕
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Ⅱ 論点2-2
3.『資本論』第1巻初版 岡崎次郎訳 大月書店1976年初版
〔(岡崎訳1)(岡崎1)p.22ー23〕
「交換価値は、まず第一に、ある一つの種類の諸使用価値が他の種類の諸使用価値と交換される量的な関係 das quantitative Verhältniss、すなわち割合Proportionとして現われるのであって、それは、時と所とにょって絶えず変動する関係である。それだから、交換価値は、ある偶然的なもので純粋に相対的なものであるように見え、したがって、商品に内的な、内在的な交換価値というものは、一つの形容矛盾であるように見えるのである。このことをもっと詳しく考察してみょう。」
〔(岡崎訳2)〕
「ある一つの商品、たとえば1クォターの小麦は、きわめてさまざまに違っている割合で他の諸物品と交換される。それにもかかわらず、この小麦の交換価値は、x量の靴墨で表現されようと、y量の絹とかz量の金などで表現されようと、不変のままである。だから、この交換価値は、それのこのようないろいろな表現様式からは区別されうるものでなければならないのである。」
〔(岡崎訳3)改行と文頭〇数字は編集部による〕
「① さらに、二つの商品、たとえば小麦と鉄とをとってみよう。
② それらの交換関係がどうであろうと、この関係は、つねに、ある与えられた量の小 麦がどれだけかの量の鉄に等置される、という一つの等式 で表わすことができる。
③ たとえば、1クォーターの小麦=a ツェントネナーの鉄というように。
④ この等式はなにを意味しているであろうか?
⑤ 同じ価値が二つの違った物のなかに、すなわち1クォーターの小麦のなかにも
aツェントナーの鉄のなかにも、存在している、ということである。」
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Ⅱ 論点2-3
→『資本論』第2版 向坂ー岡崎 翻訳/誤訳のキーワード
資本論ワールド編集部 論点整理
『資本論』第1巻第2版 向坂逸郎ー岡崎次郎訳
方程式と等式
① 向坂訳 方程式
「さらにわれわれは二つの商品、例えば小麦と鉄をとろう。その交換価値がどうであれ、 この関係〔Austauschverhältnis:交換関係〕はつねに〔*注1〕一つの 方程式Gleichung に表わすことができる。 〔*注2〕そこでは与えられた小麦量は、なんらかの量の鉄に等置される。 例えば、1クォーター小麦=aツェントネル鉄というふうに。
〔*注3〕この方程式は何を物語るか?
二つのことなった物に、すなわち、1クォーター小麦にも、同様にaツェントネル鉄にも、〔*注4①〕同一大いさのある共通なものがあるということである。したがって、〔注4②〕両つのものは一つの第三のものに等しい。〔注4③〕この第三のものは、また、それ自身としては、前の二つのもののいずれでもない。〔注4⑤〕両者のおのおのは、交換価値である限り、こうして、この第三のものに整約しうるのでなければならない。」(岩波文庫p.71)
② 岡崎訳 等式
「さらに、二つの商品、たとえば小麦と鉄とをとってみょう。それらの交換関係がどうであろうと、この関係は、つねに、〔*注5〕与えられた量の小麦がどれだけかの量の鉄に等置されるという一つの等式で表わすことができる。たとえば 1クォーターの小麦= aツェントナーの鉄 というように。
〔*注6〕この等式はなにを意味しているのか?
〔注7①〕同じ大きさの一つの共通物が、二つの違った物のうちに、すなわち1クォーターの小麦のなかにもaツェントナーの鉄のなかにも、存在するということである。だから、両方とも或る一つの第三のものに等しいのであるが、この第三のものは、それ自体としては、その一方でもなければ他方でもないのである。だから、それらのうちのどちらも、それが交換価値であるかぎり、この第三のものに還元できるものでなければならないのである。」
(大月書店国民文庫p.75)
③ 内田 弘『資本論』の方程式 論文 専修大学名誉教授.
Economic Bulletin of Senshu University Vol. 55, No. 1, 19-40, 2020
*資本論ワールド編集部の「方程式」 抄録・コメントはこちら
④ 『資本論』第2版「方程式」ドイツ語当該原本
「さらにわれわれは二つの商品、例えば小麦と鉄をとろう。その交換価値がどうであれ、 この関係〔Austauschverhältnis:交換関係〕はつねに一つの 方程式Gleichung に表わすことができる。そこでは与えられた小麦量は、なんらかの量の鉄に等置される。例えば、1クォーター小麦=aツェントネル鉄というふうに。」
「この方程式は何を物語るか?
二つのことなった物に、すなわち、1クォーター小麦にも、同様にaツェントネル鉄にも、同一大いさのある共通なものがあるということである。したがって、両つのものは一つの第三のものに等しい。この第三のものは、また、それ自身としては、前の二つのもののいずれでもない。両者のおのおのは、交換価値である限り、こうして、この第三のものに整約しうるのでなければならない。」
「 Nehmen wir ferner zwei Waren, z.B. Weizen und Eisen. Welches immer ihr Austauschverhältnis,
es ist stets darstellbar in einer Gleichung, worin ein gegebenes Quantum Weizen irgendeinem Quantum Eisen gleichgesetzt wird, z.B. 1 Quarter Weizen = a Ztr. Eisen. 」
「Was besagt diese Gleichung? daß ein Gemeinsames von derselben Größe in zwei verschiednen Dingen existiert, in 1 Quarter Weizen und ebenfalls in a Ztr. Eisen. Beide sind also gleich einem Dritten, das an und für sich weder das eine noch das andere ist. Jedes der beiden, soweit es Tauschwert, muß also auf dies Dritte reduzierbar sein.」 → D.『資本論』第1章
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